「雨にも負けず」
宮沢賢治
雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫なからだを持ち
欲は無く
決して瞋からず
何時も静かに笑っている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ
あらゆる事を自分を勘定に入れずに
良く見聞きし判り
そして忘れず
野原の松の林の影の
小さな萱葺きの小屋に居て
東に病気の子供あれば 行って看病してやり
西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を背負い
南に死にそうな人あれば
行って怖がらなくても良いと言い
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろと言い
日照りのときは涙を流し
寒さの夏はオロオロ歩き
皆にデクノボーと呼ばれ
誉められもせず苦にもされず
そういう者に
私はなりたい
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上記は、宮沢賢治の没後に発見された
遺作のメモです。
発表するつもりではなく
自身の生き方の指針にしていた
メモであったと言われています。
これらが私の心にも深く刻まれています😌✨
12年前、訪問看護ステーションを
立ち上げてほしいという要望から
会社を起こしました。
みらいコーポレーションの発足です。
訪問看護を実践する中で、
訪問看護と病院だけでは埋めることのできない
「大きく深い隙間」があることがわかりました。
「この隙間をどうにかしたい」という思いで、
制度外のナーシングホームの立ち上げを決意し、
紆余曲折ありながら何とか開設に至りました。
「困っている人の声に
応えられないと言うのではなく、
どうすればできるのかを考え
実践していく。」
この姿勢はずっと変わりません。
会社は大きくなって変わった、
昔はよかったと言う声は
私の耳にも届きます。
昔には私が知らなかった世界が、
助けを求める声が
12年の会社の成長とともに広く深く届きます。
会社の姿勢は何一つ変わりません。
誉められなくても、
認められなくとも
社会からの求めに一緒にオロオロする
デクノボーであり続けたい。
心優しいデクノボーであることに
賛同してくれるみなさんとこれからも一緒に。
改めて、2024年も宜しくお願い致します☺️